ローソファーは、床と近い場所でくつろげるソファーで、ご家族や仲間と部屋でとことんリラックスしたい方におすすめです。
しかし、インテリアに初めて使う場合に、「ローソファーが気になるけれど、買ってみて後悔したらどうしよう」と悩むこともあるのではないでしょうか。
ローソファーのメリットや種類、使い方の注意点などをお伝えします。
インテリアにローソファーを!視覚的・体感的効果
ローソファーを置いたインテリアは、畳に座って生活していた日本人にとっては馴染みやすい、落ち着けるスタイルだと思います。
足を伸ばして座ったり、ごろ寝することもできます。
いろいろな姿勢で使えるので、体の血行が悪くなりにくいのです。
和室にローソファーを置いてリラックスできるインテリアにしてもいいですし、洋室でラグなどとコーディネートすることもできます。
家具を置く際になるべく低いものを選んで部屋を広々と見せる方も多いですが、ローソファーにもその効果があります。
ローソファーは、開放感を感じるリビングにしたい場合に選ばれることが多いものです。
コタツに入ってぬくぬくした状態で、床面のクッション性もあり、背もたれもあるということを想像してみてください。
きっと、ついウトウトしてしまいそうな、安らげる空間になることでしょう。
ローソファーは安いの?さまざまなメリット
ローソファーのメリットは、「部屋を広く見せられる」「リラックスできる」ということだけではありません。
値段が安いということも挙げられます。
相場を調べると、ソファーの値段としてはそこそこ高い商品が多く、安いとは感じない方もいると思います。
しかし、大人数で使いたい場合には安いと言えるでしょう。
4~5人でくつろごうと思った場合、通常の高さで品質のよいソファーを購入しようと思うと、10万円を超える場合もあります。
その点ローソファーなら、5人以上の人数で座れるものが3万円以下で販売されていることもあります。
ソファーの近くのラグに座って座面を背もたれにしても、ソファーに座っている人と目線が合うので、自然に会話を楽しむことができるでしょう。
値段が安い理由はケースバイケースですが、ポケットコイルが座面に入っていなかったり、背もたれの厚みが薄いタイプもあり、コストが抑えられるということが挙げられます。
また、安全面でもメリットがあります。
小さなお子さんやペットがソファーの上から万が一落ちても大きな怪我をする心配がないので、安心して使うことができます。
安くて安全なローソファーを、ぜひインテリアに取り入れてみてください。
次項からは、ローソファーのさまざまなタイプをご紹介していきます。
ローソファの種類!快適なインテリアにするためにどれを選ぶ?
●座面が特に低いタイプ
座面の高さが20cm以下の低いタイプは、赤ちゃんやペットがいるご家庭のインテリアに選ばれることが多いです。
コタツや厚手のラグと組み合わせて使う場合にも便利です。
座面がラグのように広くなっているタイプもあり、ビーズクッションとの相性もいいでしょう。
●分裂する(組み合わせる)タイプ
ソファー全体がつながっているのではなく、いくつか組み合わせて置くことが可能なタイプもあります。
座椅子のような感覚で使えるので、部屋の模様替えが好きな方にもおすすめです。
シンプルな構造になっているローソファーだからこそ、こうした使い方に違和感を感じにくいのでしょう。
丸いテーブルやコタツに合わせて一つ一つ置いていくこともできますし、「座る人」と「枕にする人」がいる場合には、それぞれが快適に使えるように置き方を工夫できますね。
●ハイバックタイプ
背もたれが高いローソファーもあります。
姿勢をただして座ることもできますし、後ろに体重を預けてもたれかかりやすくなります。
ローソファーの場合は座面が軽く、思いっきり背もたれにもたれかかるとソファーが浮いてしまう可能性がありますので、壁に付けるように置くことが多いでしょう。
もちろん、安定感にこだわったハイバックローソファーもあります。
くつろげるローソファーを選ぼう!意外な置き方とは
●コーナータイプ
部屋の角に合わせて置けるコーナータイプも人気です。
インテリアの中で広い面積を占めるものですが、ローソファーであれば圧迫感を感じにくいでしょう。
●座面が一部分だけ長いタイプ
ローソファー以外でも見かけますが、座面が一人分だけ前に長く、足をソファーの上に乗せてくつろげるタイプがあります。
小柄な人ならベッド代わりに寝ることもできる長さになっていて、よりリラックスできるソファーとして使えます。
コーナータイプとの違いは、背もたれの場所です。
しかし、ローソファーの場合はこの点はそれほど大きな違いではないかもしれませんね。
この他にも、小さな脚付きのローソファーや、座面の高さが違うものをつなげて使うタイプなどがあります。
〇ローソファーの意外な置き方
座面が広いローソファーを向かい合わせにしてつなげて、コンパクトなリラックス空間を作ることもできます。
小さなお子さんにとっては秘密基地やベッドのような感覚で使えるので、お気に入りのスペースになるかもしれません。
ローソファーでおしゃれなインテリアに!色を考える
ローソファーをインテリアとして取り入れるときに、よりおしゃれに見せるにはどうしたらいいでしょうか。
オレンジや青、ピンクなどビビットな色もありますし、グレーやベージュなどの淡い色もあり、ブラウンや黒など暗い色合いのものもあります。
好きな色のソファーを選ぶのもいいのですが、インテリアとのバランスも大切です。
ローソファーは低いので部屋に圧迫感を与えませんが、面積が広い場合が多いです。
ですから、原色にすると意外と目立ちます。
特徴的な形だということもあり、部屋のイメージを大きく左右すると考えられます。
ローソファーのおしゃれなインテリアを調べてみると、グレーやオフホワイトなどモノトーンカラーやナチュラルカラーが多いようです。
ラグとの色も同系色で合わせたり、それぞれの素材感をマッチさせています。
部屋を広く見せたい場合、ローソファーを差し色にするよりは、壁の色や家具の色、インテリアテイストとの統一感を考えて、部屋に溶け込ませることをおすすめします。
ローソファーのデメリット
ローソファーにはデメリットもあります。
あまりにも快適なため、立ち上がる気力がなくなってついダラダラとしてしまったり、寝室まで行かずに寝てしまう場合があるでしょう。
また、スカートで訪問したお客様は座りにくく感じるかもしれません。
ご家族みんなが座ることを考えて、大きめサイズを選んだら大きすぎて座面が余ることもあるようです。
ソファーによっては座面がへたりやすかったり、背もたれが気休め程度の強度しかないものもあります。
ご家族の方や、よく家に来るご友人が使っていることを想像して選ぶ必要があるでしょう。
品質が悪いものを選ばないように、使われている素材や厚みを確認してください。
店頭販売されているものは実際に座って確かめてみましょう。
ネット販売でしたら口コミが参考になります。
さらに、インテリアコーディネートや、家事の動線を考えたレイアウトにも気を配る必要があります。
背もたれをまたいで行こうとして、足を引っかけて転んでしまうこともあると思います。
ローソファーの前にテーブルとテレビを置いた場合、座る位置やテーブルの高さによってはテレビが見づらいこともあります。
テレビを高めに置くと上を見上げるので首が疲れてしまうかもしれません。
テーブルもロータイプにするか、テレビの前には置かずにサイドテーブルを使うなどして工夫してみましょう。
また、使っているうちにローソファーがズレていってしまうこともありますので、滑り止めを活用してみてください。
ネット状になっていて、好きな大きさにカットして使える滑り止めシートもあります。
ローソファーで家族団らんのひと時を過ごそう
ローソファーにはいろいろなタイプがあり、使い方もさまざまです。
共通して言えるのは、「部屋を広く見せられる」「楽な体勢をとれる」「子供やペットに優しい」ということです。
また、組み合わせて使うタイプや、背もたれが高くて丈夫なタイプもあります。
落ち着いた色にしてインテリアとの統一感をもたせると、センスよく見えることが多いと思います。
ビビットなカラーにして存在感をもたせたいなら、少し小さめのものを選ぶといいでしょう。
ローソファーを置いて、ご家族が集まるリラックススペースをつくりあげてください。