ソファとラグの配置について考えているときに「この大きさのソファには、どのくらいのサイズのラグがちょうど良いのだろうか」と、疑問に感じたことはありませんか?
この記事では、ソファとラグのバランスの良い配置方法についてご紹介していきます。
ソファに腰をかけたり、ソファ前のラグのスペースでくつろげる部屋づくりに役立つ情報となっています。
ソファとラグを配置するメリット
ソファと一緒にラグを配置するのはなぜでしょうか。
それぞれを配置することによって、以下のようなメリットを得ることができます。
・足元が冷たくない
・床に横たわりやすくなる
まず、ソファと一緒にラグを配置するメリットとして挙げられるのは、「足元が冷たくない」ということです。
例えば、ラグを配置していない状態だと、ソファに座っているときに足が直接フローリングなどに当たるため、冷たく感じてしまうことがあります。
しかし、フローリングの上にラグが配置されていれば、フローリングの冷たさを感じることがなくて済みます。
ラグの種類によっては、足元が気持ち良く感じることでしょう。
さらに、2つ目のメリットとして、「床に横たわりやすくなる」という点を挙げることができます。
冷たくて硬いフローリングの上に横たわることはあまりないかもしれませんが、ラグが配置されていれば、その部分に横たわったときに居心地良く感じることができるでしょう。
ソファに座ることもラグに横たわることも、同じ部屋で自由に行うことができます。
では、具体的にはどのようにソファとラグを配置することができるのでしょうか。
ソファやラグを配置する順番
ソファとラグを一緒に配置するのであれば、「ラグ」「ソファ」の順番で配置すると良いでしょう。
そのため、床の上に最初にラグを配置することになります。
ソファの下の部分にラグが少しでも重なるのであれば、ラグを最初に配置することによって、後からソファを置きやすくなります。
ラグの上からソファを配置すれば、ラグとソファの重なる部分の大きさを自由に調整することができるからです。
さらに、ソファを最初に部屋の中に置いてしまうと、ラグを敷くときにソファを動かさなければなりません。
そのような作業を行わないで済むためにも、「ラグ」「ソファ」という順番で配置すれば良いことがわかります。
また、ソファが置かれていない状態の部屋だと、どのスペースにも自由にラグを敷きやすくなるでしょう。
ラグを配置する前にソファの横幅を確認する
さて、ラグを配置する前に最初に確認すべきなのは、どんな点でしょうか。
ラグを配置する前には、「ソファの横幅」について確認するべきです。
そうすることによって、ソファと一緒に並べて配置したときにバランスの良い大きさのラグを選択することができます。
逆に、ソファの横幅を確認しないでラグを購入してしまうと、両方を一緒に配置したときに、ソファの横幅と比べてラグがものすごく小さかったり、大きすぎてしまうこともあります。
この点からも、ラグの大きさはソファの横幅によって変わってくることがわかります。
そのため次項からは、ソファの横幅に適したラグの配置について詳しくご紹介します。
ソファの大きさはメーカーによっても異なってきますが、「2人もしくは2.5人掛け」「3人掛け」「ソファを2つ配置した場合」の3つのパターンを考えてみましょう。
ラグをソファと一緒に配置する際に役立つ情報になります。
2人もしくは2.5人掛けのソファとラグの配置
2人掛けのソファは、だいたいどのくらいの大きさなのでしょうか。
2人掛けのソファの場合は、幅が約1300mmあることになります。
そして、この1300mmのタイプのソファと一緒にラグを配置したいのであれば、ラグの大きさは、1400mm×1000mmでちょうど良いと言えるでしょう。
ソファの横幅とラグの大きさを比較してみても、100mmだけラグの横幅が大きいことがわかります。
そのため、ソファとラグを横に並べて配置したときに、片方だけが大きすぎて片方が小さいというアンバランスな状況を防ぐことができます。
ソファに座っているときは、ほとんど同じ横幅のあるラグが足元に配置されているため、ラグがフローリングの冷たさから足を守ってくれます。
では、2.5人掛けのソファの場合は、どのような大きさのラグを選択すれば良いのでしょうか。
2.5人掛けのソファの多くは、横幅が約1650mmあります。
そのため、2.5人掛けのソファには、1800mm×1200mmの大きさのラグを配置することをおすすめします。
そうすれば、ソファの横幅よりも150mm大きいラグを配置していることになります。
2.5人掛けのソファの場合は、少なくとも2人以上が一緒に腰をかけられるソファになるためため、少し大きめのラグを選択すると利便性が高まります。
なぜなら、2人が同時にソファに腰をかけているときに、ソファの外側の部分に足を伸ばしてくつろぐことが想定されるからです。
しかし、少し大きめのラグを配置しておけば、足を外側に伸ばしたときにも、ラグの外に足が伸びてしまうのを避けることができます。
3人掛けのソファとラグの配置
3人掛けのソファの場合は、横幅が約1800mmあることになります。
そのため、必然的にソファと一緒に配置するラグの大きさも、ソファの横幅に合わせて大きくしなければなりません。
このような大きなタイプのソファと一緒に配置するラグの大きさは、2000mm×1400mmだとちょうど良いです。
2000mm×1400mmということはラグの横幅が2m以上あることになるため、かなり大きめのラグを選択しています。
そして、奥行きが1.4mありますので、ソファの前のラグのスペースがたくさんあることがわかります。
3人掛けのソファがある家庭の多くは、子供がおられることでしょう。
ソファの前のラグのスペースを有効活用して、横になってくつろぐことができるソファとラグの配置と言えます。
ソファを2つ置いた場合のラグの配置
ソファを2つ置いた場合には、ラグをどのようにして配置することができるのでしょうか。
最低でも、2000mm×2000mmの大きさのラグを配置することをおすすめします。
ソファを2つ配置するので、ラグも大きくしてバランスを良くすることができます。
そして、2000mm×2000mmの縦と横の部分にそれぞれソファを配置すれば、足元をフローリングの冷たさから守ることができます。
さらに、場合によってはラグの上にテーブルを置いて、食事などを楽しむこともできるでしょう。
家族ごとのライフスタイルによって、ラグが配置された部分の使用方法は異なります。
家族がだんらんするためにラグの上に何も置かないで、気が向いたときにはソファの前で家族みんなで横になることも可能です。
ラグのスペースが多く確保されているため、それだけラグの上のスペースを有効活用できることがわかります。
部屋のスペースが十分に確保されているのであれば、2つのソファの前に大きめのラグを配置することをおすすめします。
ソファとラグの配置を考えるときにはバランスが大切!
今回ご説明したように、ソファとラグの配置を考えるときには、バランスが大切であることがわかります。
そのため、ラグを購入する前にソファの横幅を計ることをおすすめします。
ソファの横幅によって、バランスの良いラグの大きさも異なってくるからです。
実際にラグを購入するときには、ソファの横幅と同じくらいの大きさや、少し大きめのものを選べば、そのスペースで十分くつろぐことができるでしょう。