ソファは寛ぐ場所であり、インテリアの印象を左右する重要なアイテムです。
しかし、いざ探してみると高額だったり、お気に入りのソファが見つからないという場合もあるでしょう。
そんなときは、自分でソファをDIYするというのはいかがでしょうか。
また、今あるソファをリメイクしてみるというのも楽しいものです。
今回は初心者でも始めやすい、リメイクとDIYのアイデアをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
初心者にオススメ!ソファカバーをDIYしてみよう
DIY初心者でも気軽に始められるのが、ソファカバーのDIYです。
「気に入ったソファカバーが見つからない」という方は、自分でソファカバーを作ってみましょう。
今使っているソファのカバーを替えるだけで、インテリアのイメージがグッと変わりますよ。
特に複雑な作業はありませんので、高度な裁縫技術を持っていなくても構いません。
そして、必要な道具もミシンと裁縫セットがあれば大丈夫です。
裁縫セットは、布切はさみ・針・糸・チャコペン・メジャーの5点を揃えておきましょう。
作り方は、まずソファのサイズをパーツごとにメジャーで測ります。
型紙を作った方が、きれいに作れるのでオススメです。
それから、型に合わせてチャコペンで印を付けてから、布を裁断していきます。
すべてのパーツの布を裁断し終わったら、後はどんどんミシンで縫い合わせていくだけです。
そして、肝心の布選びですが、デニムをリメイクしてソファカバーにする方法が人気です。
古くなって使わないデニムパンツやデニムジャケットを縫い合わせて、ソファカバーに変身させてみましょう。
最近人気のブルックリンスタイルや西海岸風、男前インテリアにもぴったりです。
デニムの色合いが違うと雰囲気も変わってきますので、自分だけのオリジナルカバーを作ってみてください。
古くて汚いソファのリメイク!生地の張替えDIYにチャレンジしてみよう
ソファの生地が汚れて破れてしまっている場合は、ソファの買い替えをするという方が多いのではないでしょうか。
そこで、買い替えをするのではなく、ソファの生地の張り替えのDIYにチャレンジしてみるのはいかがでしょう。
革製のソファや形状が複雑なソファは難易度が高いですが、布製のソファでしたら自分で張り替えしてリメイクすることも可能です。
まず、古い生地を剥がすところから始めます。
生地は、タッカーという大きなホッチキスのようなもので留めてあるので、これをひとつひとつ取っていく作業に時間と労力を要します。
そして、背もたれや肘置きが付いているソファは解体する必要があり、大変な作業になりますね。
作業に自信のない方は、比較的簡単にできる座面だけDIYするという方法もあります。
それから、張り替えしたい場所に生地をかぶせ、ソファの形に合わせて折り畳み、まち針で固定します。
固定をしたら、まち針で留めた場所をまつり縫いで縫い合わせましょう。
ここまでの作業でソファはきれいに生まれ変わっていますが、座っているうちに生地がずれてきてしまうので、タッカーを使ってしっかりと固定していきます。
張り替えした場所をタッカーで固定したら、更に底面も固定していけば完成です。
ベビーグッズをリメイクしてソファを作ろう!
赤ちゃん用のベビーグッズですが、少しの間しか使わないために、きれいなままの場合が多いようです。
もう使わないのに、捨てるに捨てられず、タンスの肥やし状態の場合はリメイクしてソファをDIYしてみましょう。
大人1人が腰かけるには、十分なサイズのソファを作れます。
作り方は、とても簡単です。
低めのベビーベッドは片方の柵を外すだけで、丁度良い高さのベンチになります。
ベビーベッドをお持ちでいないのならば、まずホームセンターで、すのこベンチを購入しましょう。
すのこに脚を付けて、すのこベンチをDIYするのも良いですね。
それから、ヤスリをかけて表面をなだらかにしてください。
色を付けたい場合は、このときに水性ニスでペイントをしましょう。
そして、敷き布団を2つ折りか3つ折りにして、カバーを付けてから置くとソファベンチの出来上がりです。
掛け布団も同じように畳んでから、カバーに入れるだけでクッションに大変身です。
もし、汚れたとしてもベビー布団の掛け布団は洗えるタイプが多いので安心です。
無駄なスペースを有効活用しよう!ソファ下の収納はDIYがオススメ
リビングは、物が散らかりがちな場所でもあります。
そこで、今お持ちのソファの下に空間があれば、そこを収納スペースにしましょう。
ソファの下は案外奥行きもあるため、大容量の収納スペースを確保することができて便利です。
既製品の収納ケースを購入するのも良いですが、なかなか思い通りのサイズが見つからないこともあります。
しかし、DIYであればぴったりサイズになるのでオススメです。
それでは、100均で手に入るすのこをリメイクして、キャスター付き引き出し収納をDIYしてみましょう。
用意するものは、すのこ・キャスター・工作用木材・ボンド・釘・取っ手です。
もし、色を変えたい場合は、水性ニスを使ってあらかじめペイントしておきます。
木目や自然なツヤが出せるアンティークワックスを使ってみると、よりこなれた雰囲気に仕上がりますよ。
そして、すのこの両端にボンドを塗り、L字型になるように工作用木材を貼りつけます。
ボンドだけですと強度面に不安がありますので、釘を打ってしっかり固定をしてください。
それから、すのこの裏面の4隅にキャスターを取り付けます。
仕上げに手前の木材部分に取っ手を取り付ければ、完成です。
しかし、このキャスター付き引き出し収納には蓋がありません。
蓋がないためにホコリが気になるという場合は、ボックスに入れて収納するという方法も良いでしょう。
カラーボックスやパレットのリメイク術!自分だけのソファをDIYしよう
気に入ったソファがないのであれば、自分でDIYしてみましょう。
しかし、DIY上級者でしたら自分で木材などを使って1から組み立てて作れますが、DIY初心者には少しハードルが高い作業といえます。
そこで、最初からある程度形になっている材料を使って、ソファ作りを始めてみましょう。
ここでは、オススメのソファの土台をご紹介します。
●カラーボックス
インテリアショップやホームセンターの定番アイテムのカラーボックスは、通常は収納する棚として使いますが、収納するだけではなく、ベンチソファにリメイクすることが可能です。
カラーボックスを横にして、その上に座るための座布団やマットレスを置くだけで、収納力抜群のベンチソファになります。
また、収納面を上にして、蝶番でカラーボックスの大きさに合わせた板を取り付けるという簡単DIYで、更に多くの収納ができるベンチソファの出来上がりです。
●パレット
DIY好きに人気のあるパレットは、大量の荷物や商品をのせて、倉庫の運搬や保管に使われる木製のパレットです。
新品はもちろん、中古品の販売もありますので、お好みのテイストに合わせてヴィンテージ加減を選ぶことが可能です。
キャスター付きのパレットは、床のお掃除の際に移動するのも便利ですし、お部屋の模様替えも容易にできるといったことなども高ポイントですね。
手作りキットで簡単DIY!ソファベンチを作ってみよう
「ソファをリメイクやDIYしたいけれども、材料を自分で買い揃えるのも大変」という方にオススメしたいのが、初めから必要な木材や部品が揃っているDIYキットです。
カインズホームの「kumimoku ミニベンチキット DX」はこれからDIYを始めたい初心者にはぴったりで、必要な木材・部品は揃っていますし、ドライバー1本で組み立てが可能です。
2019年6月現在ではオンラインショップでの購入もできますので、近くに店舗がない方でも購入できますよ。
また、オンラインショップ価格は2,480円(税込み)です。
そして、「kumimoku ミニベンチキット DX」は背もたれ付きですが、「kumimoku ベンチキット L」は背もたれがなく幅広いスツールで、オンラインショップ価格は5,980円(税込み)です。
どちらもペイントをするとオリジナル感が出て、おしゃれな感じになるので、自分好みにアレンジしてみましょう。
また、クッション材に適したウレタンフォームを座面にするのもオススメです。
例えば、ウレタン素材のみの柔らかいタイプや、チップ入りの弾力性があるタイプの他にも、体をゆっくり包み込む低反発のものがあります。
自分に合った硬さのウレタンフォームをカバーに入れて敷くと、座り心地が格段にアップします。
また背もたれ側にクッションを置いてみると、立派なベンチソファの出来上がりです。
初心者でもソファのリメイクやDIYを楽しもう!
今あるソファが古くて汚れているのならば、カバーをDIYしてみましょう。
ソファ生地の張り替えの場合は、初心者は比較的簡単な座面から始めた方が無難です。
また、DIYに不慣れな方はキット利用するという方法もあります。
パレットやカラーボックスを利用してソファをDIYしたり、ベビーグッズのリメイクをしてみるなど、自分だけのお気に入りのソファを作ってみてください。