木目が美しいダイニングテーブルは、おしゃれなダイニングキッチンには欠かせないインテリアの1つですよね。
しかし、食事の際に使用することから、どうしても傷がついてしまうものです。
傷も味わいの1つと考えたいものですが、できることなら傷をつけずに綺麗なままで使用したいという方に傷防止アイテムをご紹介します。
それぞれのアイテムのメリットやデメリットを挙げていますので、参考にしてみて下さい。
テーブルの傷は味のうち?
食事をするダイニングテーブルは、ご家庭の他のテーブルと比較してみても使用頻度が高いと言えます。
温かいものから冷たいものまで温度差のあるものや、飲み物やスープ類などの水分を含むもの、大きなお皿やグラス、時には金属などの硬いものなどあらゆるものを置いて使用します。
ダイニングテーブルは当然のことながら傷みやすく、天板には大小様々な傷がついてしまうものです。
もちろん、ついてしまった傷もそのテーブルの1部として、いわゆる味のあるものに変わっていくものですし、傷の1つ1つにそれぞれのご家庭の歴史や思い出が詰まっているとも考えられますよね。
例えば、無垢材の木製のダイニングテーブルですと、日々使い込み年を重ねることで、色や手触りが変化ししっくりと馴染んだものに変化していくとも言われています。
しかしそうは言っても、購入したばかりであったり高価なテーブルですと、できれば傷をつけずに使用したいとお考えの方も多いでしょう。
今回は、木製のダイニングテーブルの傷防止方法についてのお話になります。
傷が気になる木製ダイニングテーブル!無垢材なら素材選びも重要
木製のダイニングテーブルといっても、その種類は様々です。
一枚板の無垢材を使用した高価なものや、集成材を使用した手頃なものまでその素材も多種多様になります。
木製テーブルの傷防止対策として、まずは傷がつきにくい耐久性のある素材選びから考えてみましょう。
ここでは無垢材の樹の種類について取り上げてみますので、これからダイニングテーブルの購入をお考えの方は是非参考にしてみて下さい。
基本的に、針葉樹より広葉樹の方が硬くて傷がつきにくいということをしっかり把握しておきましょう。
広葉樹は幹が太く曲がった樹木が多く、開いた葉の形状が特徴になります。
細胞と細胞の間に含まれる空気量が少なく、樹木自体が重くて硬い性質があります。
代表的な木材として、楢の木とも言われるオークをはじめ、ウォールナットやブラックチェリーなどが挙げられます。
テーブルの傷対策として、上記で挙げた木材を使用したダイニングテーブルを選ぶというのも1つの方法ですね。
テーブルの傷防止アイテム!テーブルマットが便利!
さて、ここからは木製のダイニングテーブルの具体的な傷防止方法について考えていきましょう。
まず、1つ目にご紹介するのはテーブルマットです。
ゴム素材や塩化ビニル素材のものなどがありますが、透明であることから、ダイニングテーブルの木目が綺麗に見えるというのが特徴になります。
お部屋のインテリアにあった木製のダイニンングテーブルを購入した場合などは特に、木目が見せつつ傷が防止できるというのは嬉しい利点ですよね。
テーブルの大きさや形状に合わせて、ハサミやカッターなどで簡単にカットできるというのも魅力の1つになります。
また、テーブルマットをオーダーできる専門業者もあります。
変形型のダイニングテーブルであったり、仕上がりにこだわる場合はこのような業者を利用するのもいいですね。
しかし、使用にあたって注意点もあります。
長い期間テーブルマットを使用していると、もとのテーブルの天板が変色してくることがあるのです。
ゴム素材や塩化ビニル素材のテーブルマットは、木材の表面をぴったりと密閉してしまいますので、定期的に取り外し、テーブル素材の木に呼吸させてあげましょう。
テーブルの傷防止におすすめ!ガラスを使えば高級感もUP!
木製のダイニングテーブルに、ガラスを置くことで傷を防止することもできます。
前章でご紹介したテーブルマットと同様に、透明なガラスを使用すればもとのテーブルの木目が隠れてしまうこともありません。
ゴム素材や塩化ビニル素材と比べるとぐんと高級感が増し、お部屋全体のインテリアにも馴染みやすくなると言われています。
また、ガラスの重量からずれることが少ないという利点が挙げられます。
しかし、ずれにくいという利点がある反面、重量のあるガラスは持ち運びが困難で割れやすく、危険であることも念頭に入れておかなければなりません。
移動の際や、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では特に注意が必要になりますね。
さらに、お使いのテーブルにぴったりのサイズのガラスを見つけることは難しく、どうしても専門業者にオーダーすることになってしまいます。
1枚ガラスはとても高価になりますので、コスト面が問題になってくることも考慮しておきましょう。
おしゃれに傷防止!定番のテーブルクロスがおすすめ
布類を使用したテーブルクロスは、ダイニングテーブルの傷防止としてすぐにでも取り入れることができるとても手軽な方法です。
布のカラーやデザインにこだわれば、周りのインテリアの雰囲気と馴染ませることもできますし、ワンポイントとして取り入れてお部屋全体のテイストを一気に変えることも可能ですね。
季節ごとに布の種類やカラーを変化させて、その季節にあった花などをテーブルに飾ってみるのもいいですね。
傷防止としての効果はもちろんですが、食べこぼしなどの汚れが気になる場合にも、さっと取り外して洗えるテーブルクロスはとても実用的です。
まだ、1人で上手に食べられない小さいお子さんのいらっしゃるご家庭でしたら、ビニール素材のテーブルクロスなどを使用すれば安心ですね。
可愛いデザインのテーブルクロスが雑貨屋さんや100均などでも多数ありますので、何枚か洗い替え用に用意しておくのもいいでしょう。
デメリットは、木製ダイニングテーブルのせっかくの木目が見えなくなってしまうことです。
また、テーブルマットやガラスなどを敷く方法と比較すると、布を使ったテーブルクロスは軽くて滑りやすく、どうしてもシワになったりずれてしまったりするということも把握しておきましょう。
やっぱり木目は見せたい!食事の際だけ使うランチョンマットも傷防止アイテムの1つ
汚れや傷防止にテーブルクロスもいいけれど、せっかく木製のダイニングテーブルを購入したのだから、やっぱり木目は見せたいと考える方も少なくはないでしょう。
また、ちょっとした食べこぼしで小さいシミがついてしまっただけでも、テーブルクロスごと取り外し洗濯することになるのが不便と感じる方もいらっしゃるでしょう。
さらに、大きなサイズの布製テーブルクロスですとアイロンを掛ける手間などもありますし、ペットなどを飼っていらっしゃるご家庭ですと、テーブルクロスの裾を引っ張ってしまうということも考えられます。
このようなことを踏まえておすすめしたいのが、食事の際に使用するランチョンマットです。
ランチョンマットは食事やティータイムなど、使うときにだけ敷くので、普段は木製のダイニングテーブルの美しい木目を見せることが可能となります。
テーブルクロスほど天板部分全体を覆うことはできないにしても、十分に傷の予防としての役割を果たすことができます。
食べこぼしなどで汚れてしまっても、小さいサイズのランチョンマットですと洗濯が楽ですし、プラスチック製のものを使用すればさっと拭き取るだけで済みますね。
こちらもデザインやカラーが豊富ですので、数種類用意しておいて食事のメニューなどに合わせて使いわけてもいいでしょう。
ダイニングテーブルの傷防止アイテムは様々!ご家庭に適したものを選ぼう
気になるダイニングテーブルの傷防止アイテムとして、様々なものが考えられます。
これらを選ぶ際には、木目を見せたいか、見せられなくてもいいかを1つの判断材料にしてみましょう。
木目にこだわるのでしたら透明の素材のものや、ランチョンマットなど食事の時にのみ使用するものがおすすめです。
インテリア性に加え、ダイニングテーブルを使用する人や使用頻度もなども考慮して、ご家庭に適したものを選びましょう。