「6畳の部屋にソファを置きたいけれど、部屋が狭くなってしまうかもしれない」と悩み、実際にソファを置くことを断念してしまう方も少なくありません。
しかし、レイアウト次第で6畳の部屋にソファを置いても、広く見せることができるのです。
そこで、ここからは6畳の部屋にソファを置いても、部屋が狭くならないレイアウトをいくつかご紹介します。
玄関を入ってすぐにテレビとソファが向かい合ったレイアウト
玄関を開けて入るとすぐに、テレビとソファが平行に向かい合ったレイアウトは、部屋の奥行きがある印象を与えます。
玄関近くにテレビとソファを持ってくることで、奥側のスペースがしっかりと確保でき、ベッドを置いたり、趣味のスペースを作ることができるでしょう。
さらに6畳の限られた広さの部屋でも、手前は生活やテレビを観るスペース、奥側は寝るスペースと部屋を分けるにも効果的です。
ただし、注意すべき点もあります。
まず、玄関やキッチンから近すぎる場所に配置しないことが重要です。
玄関近くに配置すればするほど、奥行きを広く確保できるのですが、玄関に圧迫感を与えてしまいがちになるでしょう。
そうなると、全体的にまとまりが悪い雰囲気になってしまいます。
そのため、玄関やキッチンからはある一定程度の距離をあけるように心がけましょう。
さらに、生活の動線を把握して配置するようにすることも大切です。
玄関から室内への動線を考え、余裕を持って歩くことができる通路をあけておかなければ、部屋の奥に行く際にソファが邪魔になってしまい、不便な生活になってしまうことも考えられます。
そのため、ソファとテレビの距離だけなく、ソファと壁との間の通路も十分に確保しておきましょう。
こういった点を考慮し、テレビとソファが向かい合った生活しやすいレイアウトにしてみてはいかがでしょうか。
玄関から離れた部屋の奥でテレビとソファが向かい合うレイアウト
玄関から離れた奥のスペースに、テレビとソファを向かい合わせて置いてみてはいかがでしょうか。
このレイアウトにする場合には、ソファの前の通路に注意してみましょう。
この通路を十分に確保しておくことで、部屋が広く見える効果があります。
さらにこのレイアウトは、テレビとソファの距離感がとても重要です。
この距離を少しでも広くとりたいのであれば、テレビ台の背面を壁に、そしてソファの背もたれを向かい合う壁にしっかりとつけるようにし、距離をできるだけ長くとりましょう。
さらに、ソファの奥行きが広すぎないコンパクトなものを選ぶこともおすすめです。
他にも、6畳の部屋は部屋全体の面積が広くないため、空間を広く見せる工夫をするとよいでしょう。
ソファの背もたれの高さによって、部屋の開放感は異なります。
背もたれが低いソファは天井が高く見える効果があり、6畳の部屋全体の空間が広く感じ、ゆとりがある印象をもたらします。
逆に高い背もたれのソファは、縦の空間が狭く見えてしまう効果があるので、全体的にコンパクトな印象を与えてしまいがちです。
ソファの背もたれと天井との距離のバランスを考慮し、ソファ選びをしてみてくださいね。
6畳の部屋の中心にソファを置くシンプルなレイアウト
6畳の部屋の中央にソファを置くレイアウトは、部屋全体をすっきりとまとめる効果があります。
部屋の中央にソファやローテーブルを置くだけで、生活のしやすさがアップし、就寝スペースと生活スペースを分けることもできます。
この中央にソファを配置するレイアウトをする時は、ソファ周りの動線をうまくとりながら置くことが重要なポイントです。
6畳の部屋に置くローテーブルやテレビ台、ベッド、収納棚などのインテリアと部屋の中央に置いたソファとの通路がしっかりと確保できているかを確認しましょう。
6畳という限られた広さの中なので、家具を置くには限界があり、たくさん置けば置くほど、動線がうまく確保できなくなります。
そのため、ソファを部屋の中央に置く場合は、ソファを置いた状態から周囲の家具とのバランスを考えながら1つずつ配置していくことがおすすめです。
家具が大きくて動線がうまく確保することができない場合は、ソファや他の家具のサイズを変え、大きすぎず小さすぎないちょうどよい大きさのものを選ぶようにすると、より部屋全体がまとまって見える素敵な部屋になるのではないでしょうか。
玄関側にソファの背面を向けた6畳の部屋のレイアウト
テレビ台の配置場所を気にせず、明るさを重視した部屋を作りたい方は、玄関の方にソファの背もたれを向けたレイアウトをしてみてはいかがでしょうか。
一般的には、ケーブルやコンセントプラグの関係でテレビを壁側につけて配置するレイアウトが多く、このスタイルに合わせてテレビの正面にソファを持ってくることが多く見られます。
しかし、あまりテレビを観ない方やテレビを観る場合にはベッドやクッションに腰掛けて観るという方であれば、テレビ台の位置を気にせず、ソファをくつろぎの場として置くことがおすすめです。
とくに、玄関から見て奥側の壁側に窓がある場合は、その窓から差し込む自然の光を眺めながらソファでくつろぐことができ、リラックスした時間を過ごすことができるでしょう。
ソファに座り、外の景色を眺めながらコーヒーなどを飲みたいという方は、ソファの横にコンパクトなサイドテーブルを置くと、グラスを置くこともでき、お洒落な雰囲気にもなります。
6畳の部屋でこのレイアウトにする場合には、あまりたくさんの家具を置かずに、シンプルで統一感のあるコーディネートをすると、より部屋にまとまりがでるのではないでしょうか。
6畳の部屋の角を隠すようにソファを斜めにおくレイアウト
6畳の部屋をできるだけ広く見せたい場合は、部屋の角を隠すようにソファを斜めに配置してみましょう。
ソファを部屋の隅に置くことで、部屋全体の面積を広く確保することができます。
とくに、部屋の中央に広い空間ができるため、ゆとりがある生活スペースを作りたい方には最適です。
このレイアウトをする場合、ソファは生活の中心となるスペースから少し離れた場所に位置することになるため、静かにリラックスして過ごせるというメリットがあります。
しかし、このレイアウトはソファと角の間にデッドスペースができてしまうというデメリットもあるのです。
このデッドスペースをあけたままの状態にしておくと、ホコリやゴミが溜まりやすい場所になってしまうため、上手に活用してみてはいかがでしょうか。
例えば、コンパクトな棚などを置き、花などを飾ってみましょう。
生活スペースから離れたソファが一気に華やかになり、リラックス気分も高まります。
ほかにも、生活感が出やすい掃除機をデッドスペースに収納してみることもおすすめです。
生活感を隠すことで、すっきりとした雰囲気の部屋を作ることができるでしょう。
このようにソファで角を隠すレイアウトは、無駄なスペースを使ってお洒落な空間を演出することもできるため、お洒落かつ部屋を広く見せたいという方にはおすすめのレイアウトです。
ベッドサイドの1辺にソファの背もたれをつけて配置するレイアウト
6畳の部屋のレイアウトはたくさんありますが、その多くは食事や休憩をする生活スペースと就寝のためのスペースが適度に分けられているものが多く見られます。
そのため、部屋の中にある家具が程よく離れた状態で配置され、その間の通路を行き来しながら生活することになります。
しかし、6畳の部屋の形は、その部屋によって異なり、同じ6畳でも広く感じる部屋と狭く感じる部屋が存在するため、全ての6畳の部屋に適用できるものではありません。
狭く感じる6畳の部屋によっては、ベッドやソファ、テーブルなどを離して置くとより狭く感じてしまうことがあるのです。
そういう場合は、家具を諦めざるを得ないと思われがちですが、実はレイアウトによっては十分スペースを確保することができます。
とくに幅をとりやすいソファとベッドは、レイアウト次第で狭く感じる6畳の部屋でも、まとまった部屋に仕上げることができるのです。
そのレイアウトとは、壁にベッドのサイドの1辺をつけ、もう1辺の方にソファの背もたれをつけるものです。
つまり、ソファとベッドに距離をあけずにつけてしまうというレイアウトになります。
このレイアウトにより、周りの空間が多くとれることが最大の特徴です。
さらに食事をする、就寝するというスペースを分け隔たないため、部屋全体をまとめることができます。
ぜひ狭く感じる6畳の部屋にお住まいの方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
ソファを置く場所によって部屋の広さの感じ方が違ってくる
「ソファを置いてしまうと部屋が狭くなってしまう」
と感じていた6畳の広さの部屋でも、レイアウト次第で十分に広く感じさせることができるだけでなく、ソファ周りの空間も確保することができます。
テレビやテーブルとの距離やソファを置く場所、置き方によって、部屋の雰囲気や生活の動線にも違いが生じてきます。
ぜひ、お気に入りのレイアウトを見つけ、ソファがある快適な部屋作りをしてくださいね。