イギリスの伝統的なチェスターフィールドのソファに憧れ、お部屋に置いてみたいとお考えの方は少なくはないでしょう。
そのチェスターフィールドソファの特徴や素材に使用されている本革に焦点を当て、手入れの重要性についてご説明します。
実際の手入れ方法も詳しくご紹介していますので、是非実践してください。
イギリス発祥!チェスターフィールドソファとは?
ソファには様々な種類があります。
例えば、ロココ調のゴージャスなヨーロピアンスタイルのソファや、シンプルでナチュラルで印象を与える北欧スタイルのソファなどがありますよね。
重厚感ある本革張りのイギリス製ソファもそのひとつとして挙げられます。
そのイギリス製ソファのひとつが、チェスターフィールドソファです。
インテリア雑誌などで、一度はこの名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
イギリス発祥の伝統的なソファとも言われるチェスターフィールドの名前は、イギリスの第6代目フィリップ・チェスターフィールド伯爵に由来するとされています。
総本革張りで、ソファの座面や背もたれ、肘置き部分に施された鋲飾りやボタン留めのデザインが特徴的ですね。
お部屋のインテリアに憧れのチェスターフィールドソファを配置したいと考えの方のために、このソファの特徴を踏まえた手入れ方法や取り扱い方法について詳しくご紹介していきましょう。
チェスターフィールドソファの特徴は?
こちらでは、前項でご紹介したチェスターフィールドソファの特徴を詳しくご紹介します。
●汚れに強くなめらかな本革張り
チェスターフィールドソファといえば、艶やかな本革張りが大きな特徴として挙げられます。
汚れが染み込みやすいファブリック素材と比較して、内部まで汚れが浸透しにくい本革は汚れに強いという利点があります。
しっとりと吸い付くようなしなやかな質感で、手入れを施しながら使い込むことでさらに柔らかく肌に馴染みます。
●頑丈なフレーム
マホガニーやオーク材を使用した強固なフレーム構成も大きな特徴です。
見た目に重厚感があり、壊れにくく長年使用できる構造になっています。
●座り心地を考慮したクッション
座面や背もたれに使用されたクッションには、厚みがありへたりにくいものが使用されています。
柔らかい質感が心地よく、長時間座っていても疲れることがありません。
●優れたデザイン性
重厚感を保ちながらもスタイリッシュなフォルムが印象的です。
鋲飾りやボタン留めされた装飾が洗練された雰囲気を醸し出し、高級感ある仕上がりになっています。
本革製のチェスターフィールドソファは手入れが重要!
前項で、チェスターフィールドソファの特徴のひとつとして総本革ということを挙げています。
本革の放つなんともいえない艶となめらかでしっとりとした質感が、チェスターフィールドソファの独特の存在感や高級感あふれる雰囲気を演出していると言っても過言ではないでしょう。
本革は、天然の動物性のものであるため希少価値が高いことはもちろんながら、埃やダニが付きにくく、吸湿性や通気性に優れるといった機能的な利点をたくさん兼ね備えたハイクオリティな素材です。
この本革を惜しみなく使用していることからも、チェスターフィールドソファがとても高価な製品であることが分かりますよね。
また、本革には使い込むことによって少しずつ肌に馴染むという魅力もあります。
リラックスタイムに腰掛けたり横になって使用するソファにおいて、この肌に馴染む質感というのはとても重要な要素です。
高価であることに加えて、使い込むことで魅力を増す総本革のチェスターフィールドソファゆえに、少しでも長く使い続けていきたいものですよね。
そこでとても重要になるのが、毎日及び定期的な手入れです。
このひと手間が、チェスターフィールドソファを美しいままより長く使い続けるためには必要であることを、しっかりと理解しておきましょう。
チェスターフィールドソファの毎日の手入れ方法は?
チェスターフィールドソファは手入れが重要だとお伝えしました。
その手入れの方法についてご説明します。
毎日の手入れでは、埃やゴミをしっかりと取り除くということがとても重要です。
動物性の天然の本革には細かなシワがあり、その中にどうしても埃やゴミが入り込んでしまいますので注意が必要ですね。
埃やゴミを取り除く際には、必ず柔らかい布を使用して優しく撫でるように乾拭きをします。
乾拭きで十分に埃やゴミが取り除けないようなら、毛先のやわらかいブラシを使用しましょう。
力を入れすぎることなく、表面をいたわるように優しくブラッシングするのがポイントです。
間違っても埃やゴミをしっかりと取り除きたいからといって、掃除機を使用することはやめましょう。
掃除機で吸引すれば簡単に埃やゴミを取り除けますが、本革に大きなダメージを与え傷みの原因をつくることになってしまいます。
本革はとても繊細で傷つきやすいということを、しっかりと念頭に入れて手入れすることを心掛けましょう。
チェスターフィールドソファは定期的な手入れも大切!
本革製のチェスターフィールドソファは、毎日の手入れに加えて、さらに週1回や月1回といった定期的な手入れも重要です。
このような定期的な手入れ方法についてもご説明します。
まず、週に1度はさっと水拭きして表面についた汚れを取り除いておきましょう。
柔らかい布をぬるま湯で固く絞ったものを使用し、表面をいたわるようにに優しく丁寧に行います。
水拭きの後は、必ず乾いた柔らかい布を使って乾拭きしておくことがポイントです。
さらに、月に1度は専用のクリーナーと保護クリームを塗布しましょう。
ソファに使用されているレザーの種類に合わせて、専用クリーナーや保護クリームを用意する必要があります。
これらのメンテナンス用品はソファ購入店で販売されていることもあるますので、購入時に相談しましょう。
専用のクリーナーで汚れを取り除いた後に保護クリームを塗布することで、本革に栄養が十分に行き渡り、乾燥やひび割れを防ぎながら艶を取り戻すことができます。
保護クリームには汚れがつきにくくなる効果もあり、本革自体の品質を保つためには欠かせないアイテムです。
このように、毎日の手入れに加えて週1回や月1回といった定期的な手入れを行うことが、チェスターフィールドソファの寿命を伸ばすことにも繋がるのです。
チェスターフィールドソファ!本革製ゆえに使用時にも注意が必要
本革製のチェスターフィールドソファは、手入れだけでなく日々の使用時にもいくつか注意が必要です。
これらの注意点をきちんと押さえることで、ソファ自体の寿命を少しでも伸ばすことができるとも言われているのです。
具体的に、気を付ける事項をまとめてみましょう。
●直射日光
直射日光に当てることが変色したり色あせの原因となります。
お部屋に配置する際は、できる限り窓際を避けましょう。
●熱
本革製品は熱に弱く変形を起こす原因にもなります。
ストーブやヒーターなどの側に配置しないようにしましょう。
●乾燥
乾燥はひび割れの原因になります。
ストーブやヒーターなどの側に配置しないことに加えて、配置するお部屋内はある程度の湿度を保った状態にしておきましょう。
●水
本革製品は吸湿性はありますが、耐水性はないことをしっかりと理解しておきましょう。
飲み物をこぼした場合にはすぐ拭き取り、濡れた衣服のまま腰掛けることも避けましょう。
憧れのチェスターフィールドソファ!正しいお手入れ方法を実践しよう
チェスターフィールドのソファといえば、総本革製というのが大きな特徴です。
本革は、日頃から手入れを心掛け取り扱いに注意することで、購入時と変わらない美しさを保つことができます。
また、週1回の水拭きや月1回ごとに保護クリームを塗布するといった定期的な手入れにより、艶やなめらかな質感を取り戻すことができるのです。
このような手入れを実践し、チェスターフィールドのソファを大切に使い続けましょう。